この時期になると小学校は運動会の季節。
我が子の成長を記録したい!可愛く撮ってあげたい。
親の子を思う気持ちは、何事にも変えられません。
この記事を書く前に自分が子供だった頃、私の父が撮ったビデオを見返して見ました。
わくわくしながら再生ボタンを押して見ましたが、
感想は、う~ん面白くない。
なぜでしょうか?
原因をあげるといくつかあるのですが・・・
ひとつは、手振れが酷い。
これは20年前のことなのでしょうがないです。映像はSD画質ですし、手ぶれ補正なんてありません。
今は手振れ補正の技術が発達したので手振れが少なくなりましたが、今でも手振れした映像は見づらいです。
使えるなら三脚や一脚を使いましょう。
2つ目は長い。
長いんです。2時間もある。テレビだって2時間も見てられないんですから、素人が撮ったビデオが2時間も見るに耐えられません。
テレビ局並の編集をすれば2時間でも見れるでしょうが、それはあまりにも大変ですよね。
でもでも大丈夫。
プロが実践している、いくつかのポイントを実践すればプロ顔負けの映像が作れるようになります。
本日のPOINT
・事前準備が大切
・あらすじを考えよう
・本番は自分の子供5割
・映像はとにかく手振れさせないこと
・みんなで楽しもう
・機材は結構重要
事前準備が大切
ビデオ撮影をする前にもっと重要なことがありますね!
そう!場所取りです(笑)
いい子供の映像を撮りたいなら、見やすい場所を確保する!これは鉄則です!
小学校の校庭によりけりですが、グラウンドの長い方には学校のテントやクラス毎に椅子があると思うので、使えるのはグラウンドのサイドです。
グラウンドは左回りですので、徒競走でも大玉転がしでもスタート位置から撮影ができるカーブが始まる手前がいいと思います。
親がみんな良いところを探しているので、学校のルールに則って場所取りして下さいね!
次に大切なのが、お子様がでるプログラムの確認!
これは事前にお子様に確認しておきましょう。
あと学校の運動会は、みんながみんな同じ体操服を着てるため、我が子といえども見分けがつきません。
靴や靴下など目立ったものを履かすと見つけやすくなります。
あとはビデオ撮影するために必要なものをチェックしましょう!
カメラは当然ですね!忘れてはいけないのが、バッテリーです。
充電は事前にしかっりとしましょう。予備バッテリーがあると安心です。
三脚や一脚が使えるのなら使いましょう。
学校では許可されてないことのが多いので、要確認です。
あらすじを考えよう!
撮って撮りっぱなしなら、どんな撮り方でも構わないのですが、大切なビデオは何度も見たいもの。
なんども見るためには、編集前提で撮ると例え編集しなくてもいい映像に仕上がるのです!
運動会開始から閉会式まで撮影したものは編集前提の映像とはいいません。
見ていて面白くないからです。記録だけならそれでもいいのですが、ツマラナイのです。
では編集前提の映像って何でしょう?
それはストーリーがある映像です!
ドラマもドキュメンタリーもストーリーが人を感動させたたりするのです!
運動会も「あらすじ」を決めて撮影すると、とっても感動的な映像になります。
例えば
- 運動会の徒競走に向けて公園で練習して、意気込みを語る
- 運動会当日のお母さんが一所懸命お弁当をつくるシーンを撮る
- 子供が意気揚々に家を出て行く
- 運動会のシーン
- 表彰式での笑顔or涙
- 家族でみんなで帰る
こんなストーリーを作ってみましょう。
これがシナリオハンティングという作業です。
どんな映像が撮りたいか?頭に浮かびましたか?
文字でも絵でもいいので書き起こすと撮る絵と、撮らなくてもいい絵が分かってくるのです。
なんでもかんでも撮っておけばいいというものではありません。
このあとプロなら現地の赴いて、どんな映像が撮れるか?必要な機材は何か?下絵をとります。
これがテレビでもよく聞くロケハン、ロケーションハンティングと言われるものです。
でもいくらロケハンしたいからと言っても小学校は行事がないときは入れません。
下手に入ると例え親でも通報されます(笑)
当日になる前に、撮影できる映像は揃えてしまいましょう。
例えば
- 運動会まで後1週間、運動会に◯がついたカレンダー(10秒)
- 自主トレしている子供(15秒×3シーン)
- 見て欲しいプログラムや意気込みをインタビュー(1分)
- 前日、なかなか寝付けない様子、寝起き(15秒)
- 母親がお弁当を作っているシーン(15秒)
- 靴を履いて、さぁ出かけるぞ!というシーン(10秒)
- 空から入場門を上から下に(10秒)
- 入場門に入って子どもたち(10秒)
これで約3分です。
冒頭に入れるとグッと引きつけられる映像になります。
本番は自分の子供5割
さて本番の撮影です。
映像のメインコンテンツですので、ある程度長くても大丈夫です。
運動会自体が6時間ぐらいあるのですが、実際に自分の子供が出るプログラムでも1時間程度です。
それでも長いので、実際は15分ぐらいでいいのです。
代表的な競技についても撮り方があるので、参考にしてください。
徒競走
運動会のメインといっても過言でもありません。
何と言っても5人の間で優劣がつきますから。
自分の子供が勝つ所がみたいのは当たり前のことです。
徒競走は前の走者から撮りましょう。前の走者が終わって、スタートラインに立つところは絶対に収めたい絵です。
スタートラインまではズームアップで固定して、スタートしたらズームアウトしつつ、コーナーで子供が画角からはみ出さないようにします。
最後のゴールに向けて、ズームをして結果をハッキリ捉えましょう。
ダンス/阿波踊り
とにかく見分けがつかないので、予めどこにいるか聞いておくのがベストです。
見つけてしまえば、極力ズームやパン、チルトせず固定のが見やすいと思います。
これは全部まるまる撮っておきましょう。
組体操
組体操は本当にやっかいです。見分けがつかないうえにすぐ見失います。
ここはカメラを2台使いましょう。
全体を撮る“引き”のカメラと子供を追いかける“寄り”カメラです。
寄りは三脚を使わないほうが素早い動きに対応できます。
もし寄りで上手く撮れなかったら、引きの映像を使いましょう。
それ以外は赤組、白組の点数、応援している親、玉入れのアップ、全体の様子など様々なカットを撮っておきましょう。
自分の子供が写っている映像は全体の5割ぐらいのが、全体的に自分の子供が引き立ちます。
忘れてはいけないのが、お弁当です。
母親が作ったお弁当を美味しそうに食べているシーンは運動会より貴重なのです。
家族の笑顔も撮っておきましょう。お父さんも誰かに撮ってもらいましょう。
映像はとにかく手振れさせないこと
運動会で必要なビデオカメラの機能は手ぶれ補正が効くこと、望遠が20倍以上使えることです。
SONYの空間光学手ブレ補正付きのハンディカムなら手持ちでも三脚を使ったようなブレのない映像を撮ることができます。
空間光学手ブレ補正の凄さはこちらを御覧ください。
特にこの空間光学手ブレ補正は三脚いらずの性能で、望遠ズームにしたときに最大の効果を発揮します。
三脚が禁止されている学校では、この機能が非常に役に立ちます。
みんなで楽しもう
全部撮り終わったら、家で鑑賞しましょう。
プロジェクター付きのHDR-PJ540なら撮った映像をその場で見ることできます。
もし時間があるなら、編集をしましょう。
編集をするとしないでは、惹きつける力が違います。
編集を前提に撮っていれば、編集も楽なのです。
音楽やテロップ、繋ぎのエフェクトなど入れれば完成です。
Windowsではムービーメーカー、MacではiMovieが無料で使えます。
普通に使うのであれば、十分高機能なソフトですので、ぜひ編集してお子様の思い出を何度も見返せるようにしておきましょう。
記録がいかに大切か感じることできる映像を。
機材は結構重要
機材は、ある程度までは重要です。
簡単な動画ならiPhoneで十分撮れるのですが、運動会はiPhoneじゃ撮れません。
オススメは何度か出てきましたが、SONYの空間光学手ブレ補正がついたハンディカムです。
三脚が使えない場合でもかなり手振れを補正してくれます。
もし三脚が使えるなら、三脚も使いましょう。
この三脚にはリモコンが付いていて、ハンディカムで録画の開始、ストップ、ズームまで操作できます。
ビデオカメラに触らなくていいので、非常に便利です。
外では、風の音が入ってボワボワとノイズが入るので、ウィンドジャマーがついたECM-GZ1Mでボワボワ音を防ぎます。
HDR-PJ540の付属のバッテリーだと実撮影時間が約1時間15分程度なので、予備バッテリーが必要になります。
ACC-TCV7Aは、長時間バッテリーのNP-FV70とバッテリーチャージャー、ソフトキャリーケースがついてお買い得。
ということで、プロ顔負け!何度でも見返したくなる運動会ビデオを撮るには、上記の6つのポイント使って撮影しましょう。
きっと、いつもと違った映像が撮れると思います。
また、運動会以外にも、全ての映像にも通用するので、是非実践してみてくださいね!