BTOパソコンを買う意味はなくなった

こんばんは。高辻です。
今年はパソコン事業の書き入れ時と言われています。
2014 年 4月 9日 (日本時間) にMicrosoft Windows XPの延長サポートが切れるからです。

メーカーは大忙し、YourMediaみたいな零細個人事業主も少しばかりお仕事が回ってきます。
個人向けは完全にWindoews8や8.1に移行していますが、評判が芳しくありません。
企業もサポートが短くなっても安定性と使いやすさからWindows7を選ぶことが圧倒的です。
Windows7は個人用の販売は終了していますから、店舗にある売れ残っているOSか、メーカーインストール済みのWindows7しか買うことができません。

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やはり強いのは法人向けモデルを多数売っているDELLやHPなどのBTOメーカーです。
最近はすっかり肩を落としている古参BTOメーカーですが、法人向けはまだまだ納入することが多いです。

しかし、今回仕入れてみてハッキリと、BTOという形態は現在の売り方にはそぐわないと感じました。
確かにパソコンの値段が高い時代には、BTOパソコンは性能そこそこで他の家電メーカーより安く買えました。
納期が遅いのがBTOメーカーの弱点でもあるのですが、それを目をつぶっても価格の安さを選択したのです。

現在のパソコンはCeleronというエントリーモデルのCPUでも一昔のCore2 Quadと変わらなくなりました。
一般的な事務用PC(Word,Excel等)ではこれ以上の性能は必要ありません。
この性能のPCはやはり最安はDellやHPなのですが、あと5000円程度足すだけででAcerやLenoboなどの吊るしPCのも買えてしまいます。

納期は1ヶ月かかるが、値段は5000円も違わないのであれば、納期も考えて吊るしPCを買います。
今回はXPのサポート期限が切れるということで特別納期が遅くなったものと考えられますが、BTO(Build To Order)という仕組み上、人々の購買意欲と納入に乖離があるのです。
すると、在庫リスクは減らせますが、いくら待っても来ないというイライラを消費者に発生していまうのですね。

PCの値段も安くなって低価格での勝負ができなくなり、パソコンそのものがタブレットやスマホに奪われている今、BTOパソコンの意味はなくなってきているのかもしれません。

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