こんにちは。Your Media高辻です。

本日は自転車通販詐欺についてです。
私の友人が自転車通販詐欺にあってしまったので、どうしたら通販詐欺に騙されないようにするのか対策を考えましょう。

まず、詐欺と言うと自分は引っかからないと思っている方が大半です。
しかし、そんなことはありません。自分は大丈夫と思っている人ほど引っかかりやすいと傾向があります。
今回、詐欺に引っかかった人も、自転車に関してかなり知識のある方でした。

なぜ引っかかってしまうのか？

例えばです。
自販機の缶ジュースは大体130円ですよね？ペットボトルなら150円ぐらいではないでしょうか？

それが10円で販売されていたら買いたくなりませんか？
僕なら10円入れて買ってしまうでしょう。

が、10円入れてボタンを押しても反応がありません。
おかしいですよね。実は詐欺でした。もともと缶ジュースなんて自販機に入っていません。
ここで初めて騙されたと気づきます。

どうして騙されてしまったのでしょうか？

お分かりですよね。

その商品が市場価格より大幅に安かったからです。

もし、自販機で普通の缶ジュースが150円、ペットボトルが200円で売っていれば買う人は少ないでしょう。
詐欺というのは、その人をお得感に感じさせて、つい行動させてしまうのです。
だから、知っている人ほど騙されてしまうのです。

シマノの最高級コンポーネント『DURA-ACE』が、もし5万円で売っていれば安いと思います。
ただ、その価値が分からない人は、なんでこんな部品に5万も出すの？となるでしょう。

詐欺というのは、市場価値を知っている人ほど騙されやすいのです。

では、ここからは、どのようなネットショップが怪しいのか、見分け方をお伝えします。
例として自転車通販を出しますが、自転車以外にもブランド物のサングラス、バッグや時計なども同じです。

見分け方:1
あまりにも激安、もしくは他のネットショップより安い。

先にも述べました通り、市場価格より高けば詐欺に引っかかる可能性は低くなります。
詐欺サイトの殆どが、市場価格に比べ、(大幅に)安いことが上げられます。

特に、海外向け製品を日本向けに輸入しているので、安いんですよと訴えているところもありますが、ブランド物の値段は日本でも海外でも殆ど変わりません。
たまに季節品や型落ち品で安くなることありますが、輸入品での価格の安さは、円相場の為替によるところが大きいので、円安の今海外で買うよりも国内で買ったほうが安いことが多いです。

見分け方:2
特定商取引法に関する記述ない、会社概要がない。あっても変。

ネットショップは「特定商取引法に関する記述」というのを記載しなくてはなりません。
私のサイトも物販はしていませんがサイト下にあります。
それはちゃんとしたサイトだいう証明でもあり、誰が運営しているのか分かるためです。

このような特定商取引法に関する記述がない場合、まず疑うべきです。
ネットショップに会社や自分の情報を出せないなんて怪しすぎます。
もし激安ショップを見つけたら、ここを確認すべきです。
しかし、最近ではここに嘘の情報を載せているサイトもあるため、これだけでは分からないことも増えました。

また、おかしな日本語だったり、言い回しが変だったり、変なところでスペースが入ってたりすることもあります。
ただ、昔に比べて日本語が上手くなっているので、注意して見ないと分からないレベルにはなりました。
詐欺サイトがどうかは、総合的に怪しいところをつなぎ合わせ判断するのがベストです。

では・・・ってなんだよ(笑)

見分け方:3
通信が暗号化されていない。

クレジットや銀行口座などのお金に関する個人情報を扱うサイトは、暗号(SSL)通信を行っています。
これはサイト利用者が安心して決済を行えるようにする仕組みで、WEB管理者も一定の安全性を宣言していることになります。
この暗号通信には、サイトの証明書を提出しないといけないため詐欺サイトではSSL通信を利用できません。

暗号化されているかどうか見分けるのは、ブラウザのURL部分が鍵がかかっているか、どうかです。

SSLで暗号化されてますと言っているのに、全然暗号化されていない。(怒)

見分け方:3
クレジットに対応していない。もしくは対応と謳っていても対応していない。

詐欺サイトは、暗号化通信をしていないことが殆どです。なのでクレジット対応と謳っても実際にクレジットを選択できません。
なので、クレジットに対応していなかったら疑い、クレジット対応といって選ばせないのは詐欺サイト確定です。
もし、ユーザー登録をしないと支払のページに飛ばない場合は、適当な名前と適当な住所(どちらも実在しないこと)、10分メールなどの使い捨てメール、適当なパスワードでログインしてみましょう。できるならブラウザはシークレットモードがいいですね。

このサイトもクレジット対応と謳っていますが、なぜか銀行振り込みしか選べない。
このようなサイトはもう詐欺確定です。入金すれば、銀行口座番号や口座名まで相手に知られてしまいます。
絶対に入金してはいけません。

別に銀行振り込みを選んだわけでもないのに銀行振り込みしか選べない。

だいたいここまで調べたら詐欺サイトかどうか分かるものですが、まだあります。

見分け方:4
写真や文章が他のサイトのコピー。

今まで紹介したサイトも写真なんか、楽天ショップの自転車サイトからパクった写真だらけです。
他にも自転車通販会社のバナーなんかを適当にパクって、モザイクいれてバレないようにしています。
某デザイナーレベルの加工なのですぐバレます。

えっ通販サイトなのに対面販売なの？
どこいけば売ってくるの？

 

えっ会社の住所、普通の住宅街じゃん。
もしや馬鹿には見えない自転車ショップか！？

ありえません。このどこで対面販売するんでしょうか？

まとめ

まとめです。
ネット通販詐欺に引っかからないためには、
１つ、激安に心躍らせれない。安い程要注意。
２つ、会社の名前、電話、住所のひとつでもなければ怪しいと思うべし。
３つ、暗号通信されていないネット通販は利用しない。
４つ、説明がちぐはぐだったり、日本語がおかしかったら疑ってかかるべし。

そして、最後！

 

会社名やURLでググるべし！

いや長々説明してきて、本当に申し訳ないのだが、ググると大体答えが載っています。
でも本当に必要なのは、自分でおかしいかなと思える材料を集めること。
ググれば簡単。でもそれって自分の力にはなりません！

そして、万が一、振り込んでしまったら警視庁サイバー犯罪相談窓口や、銀行の振り込め詐欺対策窓口に連絡しましょう。
口座が凍結されれば、もしかしたらお金が戻ってくるかもしれません。
そうならないように、ネットショップでお買い物をする場合は細心の注意でお買い物をしましょう。