時代は体験型に。GoProがNASDAQに上場申請

私はよくアクションカムを使います。

gopro

こんなやつですが。見たことあるでしょうか?
よく芸人がヘルメットにぶら下げてリアクションを撮っているアレです。

このGoProという製品を作っているのが、GoPro社で、ビデオカメラというジャンルでは現在SONYの次に大きなシェアを持っいるが、創業は2003年である。

たった、10年でアクションカムだけで世界2位の会社になり、なんとNASDAQに上場の申請をしたのだ!

さて、ではGoProがそんなに革命的な製品かと言われるとそうでもない。
同じようなカメラは今はSONYもPanasonicもVictorも出していて、性能だけで言えばGoProに勝っているものもある。

しかし、アクティビティ・ログカメラ社は別のGoProを売っているんじゃない。

GoProが映し出す体験を売っているんです。

スキーのトリックやバイクのジャンプ、スキューバーダイビングなど普通素人が出来ないことを映像化して、あたかも自分がトリックを決めたり、ジャンプしたり、海深くまで潜った気になれるようにしているだけである。

でも、GoPro社はこの演出が上手い。
この会社のHPを見れば、GoProの性能うんぬんを売りにしていないのがよく分かります。
http://jp.gopro.com/(音が出るので注意!!)

SONYのアクションカムのサイト
Panasonicのウェアブルカメラ
Victorのアクションカム

日本の会社を見ると、なんたることか…
アクションカムを買いたい!と思わせる要素が何一つない。
最初にGoProをパクっ…いやインスパイアされたVictorだけは、まだ理解しているのかもしれないが、SONYやPanasonicはもう一度、マーケティングからやり直したほうがいいと思われるよ。

話はそれたが、時代は体験型になりつつある。

GoProしかし、Oculus Rift(これについては次回)しかし。
製品でなくても映画館でアナと雪の女王の『Let it go』歌ったり、ただの物やサービスだけではお客様が満足しなくなっているのは間違いありません。

これからは、既存の製品やサービスに、どのような付加価値を付けていくかが問われるのだと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加