【映像講座】ビデオ編集入門 第二回 編集素材の3要素

映像制作会社 Your Media(ユア メディア)がお送りする映像講座のビデオ編集入門シリーズ 第二回です。
第二回は、編集の3要素を勉強していきましょう。

映像編集 第2回
本日のポイント
▶必要なのは、映像、音、文字
▶無駄なトランジションはかけない

必要なのは、映像、音、文字

ビデオ編集で、必要になってくる素材は、映像、音、文字です。
これが、編集に必要な素材の3要素です。

【映像講座】ビデオ撮影入門 第五回 ポジションとアングル 実践編で使われた動画を使って解説していきます。

この動画も、映像、音声、文字の3要素で構成されています。
これが、この動画の編集ソフトのタイムラインです。
編集ソフトはFinal Cut Pro Xを使っています。
タイムライン

使ってある動画素材は7つ、文字素材が8つ、音声が1つです。

映像編集では、この3つを上手く使い、人に伝わるようにストーリーを組み立てることになります。

何を伝えるかによって、動画、音、テロップの重要性は変わってきます。
商品レビューでは、動画の重要性が増して、テロップの重要性は下がります。
ニュースや会社のPR動画では、逆にテロップの重要性が増してきます。

何を伝えたいかで、素材が決まります。
素材があっての映像編集ではないことを覚えておいて下さい。

無駄なトランジションはかけない

もう一度、Youtubeの動画を見てもらうと、動画素材と素材がパッと切り替わっているのが分かると思います。
これが、代表的な場面転換『カット』です。
カットはショット(動画素材)とショットの間のことであり、表現方法の1つです。

ショットとカット

このカットを実は色々なエフェクトが掛けることできます。
場面変換の映像効果のことをトランジションといいます。
代表的なのが、ディゾルブ、スライド、ワイプなどがあります。

トランジションを使うなと言うわけではありませんが、使いすぎると素人くさくなってしまいます。
一方、映像が硬くならずに、柔らかさが演出できるので、場合によっては多様することもあります。

それは結婚式のムービーなどです。

私も結婚式ムービーの制作ではトランジションをかけまくりです。
理由は、そのほうが女性が喜ぶからです。

結婚式の動画は男性よりも女性からの要望が多いので、必然的にそうなってしまいます。

映像の目的でカットやトランジションを変えていきましょう。

ポストプロダクションとプリプロダクション

今回は、映像編集に必要な3要素と、素材と素材の繋ぎについての説明でした。

映像編集は業界でポストプロダクションと呼ばれます。
それに対し、動画撮影や、音取りなどはプリプロダクションと呼ばれます。
料理で例えるなら、新鮮な野菜やお肉を揃えるのがプリプロダクション。
コックが料理するのが、ポストプロダクションです。

どちらも重要なことなのですが、腐りかけてる野菜やお肉だと、いくらコックが優秀でもどうにもならないことがあります。
ですので、実はプリプロダクション時点で失敗しているとポストプロダクションで取り戻すのは大変です。

次回は、映像編集の実際を見てみましょう。

【映像講座】ビデオ編集入門 第一回 編集ってなぁに?

【映像講座】ビデオ編集入門 第二回 編集素材の3要素

【映像講座】ビデオ編集入門 第三回 編集の流れ

【映像講座】ビデオ編集入門 第四回 編集してみよう

【映像講座】ビデオ編集入門 第五回 書きだそう

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