映像制作会社 Your Media(ユア メディア)がお送りする映像講座のビデオ編集入門シリーズ 第四回です。
第四回は、実際に編集してみましょう。
本日のポイント
▶ストーリー組み立てる
▶実際に作ってみよう
ストーリー組み立てる
映像素材として、『NHK クリエイティブ ライブラリー』から探します。
最初に作りたいテーマを決めて、そのテーマに合う映像を探します。
私は、『気象災害』にしました。
気象災害なら、大雨、大雨なら夏、夏なら暑そうな人々と連想していきます。
全部で10個ほどダウンロードしました。
使った素材は
映像が
- 青い空と入道雲(山形県 遊佐町)
- 日本の猛暑
- 東京都内の交通渋滞
- 車から出る排気ガス
- 激しい雷雨
- 木にとまるセミ 鳴き声も様々
- 新宿ビル群空撮、サーマルカメラ映像
- 豪雨の渋谷(1)
- 豪雨の渋谷(5)
音声が
です。
この映像を使って、気象災害についての映像を作ります。
なぜ気象災害が起きるのか?起きた時はどうするのか?という内容にしたいと思います。
実際に作ってみよう
先程おおまかに作ったストーリーに基いて、もっと細かく肉付けをしていきましょう。
例えば
今年の夏は都市で気象災害が多く発生した。原因はヒートアイランド現象である。ヒートアイランド現象は車やエアコンなどのからの排熱が要因である。
災害を起こさないために私たちは何が出来るのか?災害が起きてしまったときにどうすればいいのか?普段から考えておく必要がある。
こんな感じです。
そして、細かな内容が決まったら、実際に編集に入ります。
頭は、季節感を感じさせる、THE夏です。
入道雲は夏の代名詞みたいなものですから、雲は外せないでしょう。
セミも夏を感じさせてくれます。
この2つを冒頭にもってくれば、『現在は夏です。』とわざわざ説明しなくても、夏だと視聴者に伝わります。
そしてナレーションで災害のことに触れれば、入道雲と関連付けて大雨の災害かな?と推測することができます。
次のショットで大雨の映像を映せば、視聴者は納得します。
このときにナレーションでは、災害の回数などの補足をしていきます。
次のカットは、ではなぜこのような豪雨に見舞われたのか、原因を探ります。
原因を判明させますが、ヒートアイランド現象という難しい単語を使います。
難しい単語なので、テロップで補足します。
そして、ヒートアイランド現象の要因を探ります。
車が要因の一部だと判明します。
便利な生活は辞めれない、しかし災害にもなって欲しくない葛藤のなかで、疑問を投げかけ、一定の答えを用意します。
出来上がった映像がこちらです。
時間は1時間ぐらいで作りました。
映像を探すほうが時間がかかります。
音声とは別に音楽も入れていますが、背景に合うSEやMEも探すと時間がかかります。
それでも面白いので、NHKクリエイティブライブラリーの素材を使って何か作品を作ってみては如何ですか?