【映像講座】ビデオ撮影入門 第五回 ポジションとアングル 実践編

映像制作会社 Your Mediaがお送りする映像講座のビデオ撮影入門シリーズ 第五回(最終回)です。
第五回は、カメラのポジションとアングルの続きです。
今回は、実践を踏まえていきましょう。
第5回

本日のポイント
▶色々なアングルとポジションで撮ろう
▶編集を意識して撮ろう

色々なアングルとポジションで撮ろう

今回はカメラポジションとアングルを上手く使って上手な映像を作ってみましょう。
本日の一番大切なことは、タイトルにもあるように色々なアングルとポジションで撮ることです。

例えば、この自転車を被写体にして自転車レビューの動画を作るとします。
P1030612

自転車が被写体ですが、人間と同じでポジションがあります。
人は目がアイレベルのポジションでした。
自転車なら、サドルがアイレベルです。

さて、ポジションがきまりましたが、ここで悪い例の作例として下記の動画をご覧ください。

この動画では、全てアイレベルの水平アングルで撮影されています。
アイレベル、水平アングルは安心感がありますが、一方連続して同じカットでは面白みにかける映像になってしまいます。

ですので、人でも物でも被写体を撮影するときは、様々なアングルやポジションから撮影しましょう。

次の動画は、同じ被写体ですが、違う印象を受けると思います。

編集を意識して撮ろう

先程の動画は、意識して様々なカットで撮ってみました。
初めての映像は同じでアイレベル水平アングルのカットから入りますが、次のカットではローポジションのローアングルのカットになります。

ポジションとアングル 
前に進むような勢いのある構図ですね。

次は、フロントフォークが大きく写った、ローポジの水平アングルになります。
寄りのカット

作例1には出てこなかった、このようなカット。実は、【映像講座】ビデオ撮影入門 第三回 画角と画面サイズを決めようででてきた応用なんですね。
フルフィギアなど被写体が全体が写った写真がいわゆる“引き”、逆にこのように被写体の一部がクローズアップされているのを“寄り”と言うんです。

画面の広さ

今日は様々なアングルとポジションで撮ろうと書いてきました。前回は、様々な画面サイズで撮ろうと書きました。
すると、1枚の被写体に多くのカットが必要になってきてしまいます。

時間があれば、色々なカットを撮っておきべきです。しかし、現実には時間は限られていますし、場合によっては1回しか撮影できないこともあります。

そこで、映像を作るときにはコンテというものが必要になってきます。

コンテについては次回以降、詳しく書いていこうと思います。

【映像講座】ビデオ撮影入門、全五回にわたりビデオ撮影とはなんぞかとお伝えしてきましたが如何でしたか?

この入門では、映像のさわりのさわりしか書いていません。
そのため、カメラなんて何でも良いとお伝えしましたし、ズームもするなと言ってきたわけです。

本当は、カメラは何でも良くないどころか、カメラで表現が変わりますし、ズームだってよく使います。
それでもまずはフィックスで撮ることの重要性や、数秒の動画から伝わる映像の意味を知って欲しくて、そうしました。

これでビデオ撮影入門シリーズは終わりますが、次回以降は映像編集入門シリーズが始まります。
乞うご期待してお待ちください。

【映像講座】ビデオ撮影入門 第一回 機材を揃えよう
【映像講座】ビデオ撮影入門 第二回 撮影しよう
【映像講座】ビデオ撮影入門 第三回 画角と画面サイズを決めよう
【映像講座】ビデオ撮影入門 第四回 ポジションとアングル 知識編
【映像講座】ビデオ撮影入門 第五回 ポジションとアングル 実践編

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